今年のキャンプ開きの日に行きたかったのですが、どうしても外せない用事があったので、一週ずれてのキャンプになりました。静かにキャンプを楽しみたいという方には是非オススメしたいキャンプ場です。
キャンプ場の場所、利用システム
天滝公園キャンプ場へのアクセスは大阪方面からは
・北近畿豊岡自動車道 養父ICから(最短距離)
・北近畿豊岡自動車道 八鹿氷ノ山ICから(途中で買い物食事する方向け)
ですが、西側から来る方には
山陽自動車道竜野IC、もしくは中国自動車道山崎ICから国道29号沿いに北上するルート
が個人的にオススメです。
こちらは下道を北上するルートとなりますが、比較的空いてる道であることや、途中道の駅、引原ダムの景観を楽しむことができますので、のんびり行きたい人にはオススメのコースとなります。なお、西側の場合、29号から入る脇道に山を越える必要があり、2019年4月時点では片道通行の場所もあるため通行にご注意ください。
利用システムは以下の通りとなります。
入園料 | 大人1,200円、子供600円 |
環境整備費 | 一組300円 |
絶景キャンプサイト |
5,000円~ |
たなだ区画サイト | 4,500円~ |
オート区画サイト | 3,000円~ |
ソロキャンプサイト | 2,500円~ |
ソロキャンプの人だと4,000円~。絶景キャンプサイトは今年度の予約は埋まっている状態です。昨年までフリーサイトだった場所はオート区画サイトになっています。ゴミは分別すれば回収してくれるので非常に助かります。
また、このキャンプ場、キャンプを純粋に楽しむというコンセプトがあるため、音については厳しく、夜が更けてからの大声は即退場となるためご注意ください。その分、キャンプ場を挟む2本の川のせせらぎがよいBGMになります。
テント設営
本来このキャンプ場は決められた区画があるのですが、公になっていない区画があります。当日行って、運が良ければ使えると考えていただければと思います。(下記画像の11番サイトの下、管理棟の横、ソロキャンプサイト3の下)
シンゴはその中で、ソロキャンプサイトの下にあるオート区画サイトの奥にある場所を選びました。桜の気があり、その奥にかなり深いサイトです。ファミリー(4人)だと狭いかもしれませんが、2人だと存分に楽しめる場所ですね。
この日張ったテントはBUNDOK ソロティッピー1ですが、Amazonのセールで安くなっていたので購入。憧れのワンポールテントです。動画でお見せできないのが残念ですが、桜吹雪の中のキャンプだったのでとても綺麗でした。
天滝に登ってみた
天気は晴れ、雲ひとつなく、ここで寝られたらどれだけ気持ちいいかを考えながら天滝に登りたいという衝動に。
車で天滝登山口までは10分ほどでいけます。途中の道は狭く対面車がいた場合、どちらかが下がる必要があるのでスピードは控えてゆっくりと走りましょう。
天滝へは駐車場からは40分ほどのコースとなっていますが、ハイキングというより軽い登山です。各種滝を見ながらアップダウンを繰り返して登るので靴はしっかりとした靴、水分補給の準備は必須です。
途中、何箇所か休憩エリアがあったり、2年前に崩れた橋が復旧されていたり(崩れた橋の残骸は下流に残っていたりするので自然の力を思い知らされます)を横目にみつつ、天滝の下からのラスト100mは100段近い階段が待ち受けているので体力は温存しておきましょう(笑)
階段を登れば絶景が待っています。落差100mの滝はこれまでの暑さや疲れを吹き飛ばす景色。幸い数日前に雨が降ったようで水の量も多かったようです。なお、梅雨、台風等で水が多い時期は、もう一本滝が現れるとキャンプ場の管理人さんに聞きました。狙って行く方は足元、暑さにご注意ください。
キャンプの様子
天滝から戻って、火照った体にゆずシャーベットの酸っぱさと冷たさで元気を充電。このシャーベットは管理人さんたちが育ててるゆずから作ったものだそうでとても美味しいです。
陽が落ち、桜の舞い落ちる中、焚き火の火を起こし、キャンプ飯の時間に。一品目はアンチョビポテト。事前にじゃがいもを切って、レンジで5分ほど加熱しているので温めとアンチョビを絡めて完成。アンチョビ自体の塩分があるので、調味料は不要です。(写真はパセリをかけてます)
次はチリコンカン。実は何度も失敗している料理で、今回も水分多かったと思いながら味は良かったです。
ひとしきり食ったら焚き火タイム。何も考えず薪をくべながらやはり何も考えずただ火を見る時間。この時間のためにキャンプに来ていると行ってもいい。
顔を上げれば月が見えたので写真を。ずっとiPhoneで撮っていましたが、こういうときこそカメラが欲しいです。無駄に大きな撮影音どうにかなりませんかAppleさん。
翌朝、残っていたチリコンカンと白飯、卵でドライカレー的なものを作ってみました。朝からパンチはありますが、辛さは見た目ほどではないので食が進みます。
周辺情報 スーパーマーケット
天滝公園キャンプ場最寄りのスーパーマーケットは車で10分くらい「ミニフレッシュ大屋店」となります。小型のお店ですが、炭やガス缶、紙皿等も置いてあり、キャンプに必要なものは一定揃います。隣に薬局もあるので、何かある場合は利用ください。
周辺情報 温泉
周辺の温泉は2つありどちらも車で20分ほどで行ける場所となっています。一つは天然温泉まんどの湯。こちらは少し奥まった場所にあり人は少なめなのでオススメです。(2023/4/1更新 まんどの湯は営業終了されていました)
もう一つは北近畿豊岡自動車道 八鹿氷ノ山ICすぐ近くのとがやま温泉天女の湯。道の駅にほぼ隣接している場所でアクセスは抜群です。朝、天滝に登り撤収後汗を流して帰路へ。という理想のルートですね。
周辺情報 アクティビティ
天滝公園キャンプ場周辺のアクティビティ情報です。車で約10分。あゆ公園ではニジマス釣りや、アユ、ニジマス、アマゴ(4月時点)の手づかみが楽しめます。もちろん、その場で焼いて食べることも可能なので、釣り初心者の方、家族連れの方でいろいろと楽しむことができるはず。なお、管理人さん情報ではあゆ公園の上にキャンプ場ができるとか?
もう一つ、キャンプ場すぐ近くのレストハウス天滝では鹿のローストビーフが食べられます。もちもちした食感でありながら臭みがないためとても美味しいです。
キャンプ2日目の行動として
・撤収→天滝に登る→とがやま温泉天女の湯で汗を流す→道の駅で食事し帰宅
・撤収→あゆ公園で魚をとって食べる→とがやま温泉天女の湯で汗を流す→道の駅で食事し帰宅
後者は特にお子さん連れの方にオススメです。釣りたての魚を食べるのはとてもうまい。釣りの場合ですが、餌を水底に置き、魚が近くに来たら少し動かすと興味を持つので食いつくまで我慢。食いついたら一気に引き上げるといいと思います。
おまけ情報 薪が安く買えます
キャンプ場に行くまでに西側ルートをオススメしましたが、景色の他にオススメしたい理由が薪が安く買える場所があるからです。どちらも中国道山崎ICからになりますが、一つは「永峰木材店」さん。針葉樹、広葉樹を選べて、それぞれ200円、300円といったリーズナブルな値段。薪もしっかり乾いています。
2021/5/4現在、針葉樹400円、広葉樹500円に変更していました。
もう一つは山崎ICから北に、ホームセンターアグロを過ぎたところにあるオザキさん。木材屋さんですが、こちらは針葉樹の薪一束150円という破格のお値段。こちらもしっかり乾いています。年間6000束売れていくとか。赤字だけどキャンパーさんを応援したいと言われていたので、将来なんらかの形で恩返ししたいです。
以上、非常に濃い内容になりましたが、参考になれば幸いです。